M5Paper と勉強と書籍

m5paper-dashboard によって実はほぼ目的は達成されてしまったのだけれど、せっかく買ったので、

* スクラッチで自分で作ってみたいなあ。
* 自分で作るんだったら、イケダムの画像とかも表示したいなあ。そうすると今後、家庭内予算も下りやすくなる。

ということで、もうちょっとちゃんと PlatformIO での組み込み開発のことを勉強するか、と思ったのであった。

ざっくり調べた感じ(かなり適当)

* Adruino という学習用のボードがあって、M5Paper 向けのプログラムは ArduinoIDE で作るもので、派生として PlatformIO がある、ということらしい。
* もとの Arduino にはネットワーク機能がないのだけれど、IoT などの需要でネットワーク機能が要望されて、Arduino + ネットワーク機能な ESP32 というチップがあって人気らしい。
* M5Stack 社はその ESP32 + ディスプレイ + もろもろ をまとめて、基盤むき出しじゃない箱にはいったデバイスとして M5Stack シリーズを販売していて、M5Paper はそのシリーズのひとつらしい。

ということが分かったのであった。

ネットでいろいろ知るのも限界もあるので、本を買って勉強しようと調べた結果、以下を購入しました。
つまりアフィリエイト記事です。
ちなみに残念ながら M5Paper の本ズバリというのはありませんでした。そんな最近に発売されたものなのか。


みんなの M5Stack 入門

* 「M5」がエムファイブと読むと知って衝撃を受けました。ちなみに家庭内では「えむごぺーぱー」と呼ばれています。
* M5Stack のシリーズの説明があって良かった。なにぶん、そういうこと何も知らずに M5Paper を買ったので。
* I2C について詳しく知りたいというのがモチベーションだったのだけれど、あくまでライブラリの説明だけで、I2C に関する技術的な詳細の説明はなかった。
* M5Stack 全般について、API の説明があるのがとてもよい。なにぶん、M5Stack 社のドキュメントがなんというか雑なので。実際のところ、これみんなどうしてるの?
* 内容的にはどちらかというと初学者向けで、そこまで深くは踏み込んでいないっぽい。こんにちは、初学者です。
* Ambient、BLE などを使っている事例もあって、特にその辺は使うつもりはなかったが、温度や湿度を取得するのだし、使ってみてもいいかもと思った。
* いろいろ工作している点もおもしろい。ただぼくは工作するつもり無いので、ふーんって言いながら読むのであった。
* 「CEO の Jimmy さん(右)と筆者」は向かって右か、本人たちから見て右か悩む。向かって右の方がサムズ・アップしていて、CEO がサムズ・アップしているのか、筆者がサムズ・アップしているのか、どちらにせよ感慨深いものがある。

ESP32&Arduino 電子工作プログラミング入門

* みんなの M5Stack 入門よりも深く踏み込んでいる。中級者向き。
* 写真が時々上下逆な気がする。気になる。
* Arduino 言語は C++ とは別物(サブセット?)というのを知って衝撃を受ける。
* 言語の説明と、電子工作の説明が並行して行われている。C++ はだいたい知っているけれど、読み飛ばしができなくてちょっとつらい。
* ライブラリの作り方の説明があってよい。(Arduino での作法の説明という点で)
* 割り込み、DeepSleep に関する説明があってよかった。(というよりも、DeepSleep に関する説明目当てで目次からこの本を買ったのであった)
* SPIFFS、OTA に関する言及もあった(「みんなの M5Stack 入門」ではカバーされていない範囲)
* I2C に関しては記載が「みんなの M5Stack 入門」よりも少なく、というか、ほぼない。
* Ambient に関しても記述は 1 ページだけで、事例のカバー度合いの点では、「みんなの M5Stack 入門」の内容を含んでいるというわけではない。なので「みんなの M5Stack 入門」はこっちよりも初心者向けだったからいらなかった、ということは決してなかった。一方で、こっちでは Google Home を使う事例もあったりしている。この二冊を買ったのはベストチョイスだったと思う。

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このページは、イケダムが2021年5月 8日 14:12に書いたブログ記事です。

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